こんにちは。チカッパです。
先週から本格的に梅雨に入りましたね。でも、雨の降らない日は真夏のような暑さになる事が多いので夜は冷房をつけずにはいられません。しっかりお仕事に励むためにも夜はゆっくり休んで、これから来る夏に向けて体力を温存しなくてはいけませんね。
今週は、企業とユーザの関係に着目して記事を集めてみました。
最近は開発段階でユーザの意見を取り込み、ユーザに歩み寄った商品づくりを試みるケースが増えている気がします。口コミが多い商品ほど売れるということもあり、一般人の意見が大きな影響力を持ち始めていますね。
今週もお気軽にお読みください!
今週のピックアップ
【ブランディング】少量多品種でも全国で売れる農産物―徳島県のとある農園が取り組む「ファンづくり」
オーガニック野菜は価格のせいで敷居が高く感じる消費者が多いのが現状です。商品に価格以上の価値があることをいかにアピールするかがファン作りの鍵になります。
この「阿波ツクヨミファーム」は自社の野菜の栄養価や、野菜が成長するメカニズム、自然な形で野菜を育てることの大切さなど、愛情をかけて野菜と向き合う姿をブログやSNSを使用して発信されており、記事の内容から生産者側の精神性の高さを垣間見ることができます。
企業のファンになるきっかけは人を好きになる理由と同じように企業側の心の部分に触れた瞬間だったりします。有益な情報を伝えるだけではなく、生産者の人柄を魅力的に伝える発信を工夫することが大切ですね。
【マーケティング】キーワードは “モビリティ”と “エクスペリエンス” —これからのリアル店舗に求められるものとは
最近はポップアップストアが増えてきましたね。
流行の流れが早いため、長期で実店舗を契約するリスクが大きく店舗を持たない販売者が増えてきた…といったことも理由にありますが、遠く離れた土地で商品の魅力をアピールしたい場合もポップアップストアのような展示型の販売は大変有効ですね。
ポップアップストアは期間限定の販売になる為、その後いかにオンラインへ誘導するかがとても大切です。その場で魅力を感じてもすぐに購入に至らない、購入決定までに時間がかかるタイプのユーザを逃がさないようにしなくてはいけません。
また店舗に訪れるのはECサイトに慣れた人ばかりではないので、オンラインでの購入のハードルを下げる工夫も必要になりそうですね。
【サービス】声が文字になってスマホに届く。留守電が2016年になって進化したワケ
先月末に発表された留守番電話をテキストメッセージとして配信する「スマート留守電」についてのインタビュー記事です。 スマートフォンが普及してからはメッセージを伝達する方法が音声から文字ベースへ変化しました。留守番電話サービスの開始は今から40年近く前なので、現代のニーズに合わせて形を変えるべき時が来たようです。
このサービスは、個人の端末上で未登録でもあっても発信元の情報がデータベース上に登録されていれば番号を表示してくれるそうです。通常の音声通話サービスでもこの機能があると便利ですよね。
現在は端末に自分自身で情報を登録していますが、今後はオンライン上で検索した番号は自動的に取得できる…といった形に変化するしれませんね。
【ユーザーボイス】Sony 「Xperia」ユーザと企業をつなぐ「アンバサダープログラム」とは
このXperiaのアンバサダープログラムの目的は、自社製品をユーザへアピールするだけではなく、実際のユーザの声を聞くために開催されているという趣旨もあり、開発者のほとんどから参加の希望があるのだそうです。
本当に製品を愛してくれるユーザだからこそ出る厳しい意見、貴重な意見として受け入れて成長したい…という考え方はユーザに歩み寄ってより気に入ってもらえる製品を開発したい…といった企業の強い意思を感じます。
私が面白いと感じたのは、公式サイト上で企業の手の入っていない生々しいユーザブログを紹介しているところです。口コミサイトを見て購入するように、実際の意見を数多く見ることで親近感や信頼度が高くなる心理を活かしています。ユーザを開発段階に加えて商品を成長させていく、面白い取り組みだと感じました。
【サービス・ユーザーボイス】「シュフモ」、スーパーにて、今いる売り場に応じた販促情報をスマートフォンに直接配信するプラットフォームの実証実験を開始
シュフモは主婦向け無料チラシ配信サービスで、登録した店舗の本日の特売品を教えてくれたり商品を利用したレシピを紹介するなど、様々な取り組みが行われている面白いアプリです。
この実験は店舗内に設置されたビーコンから売り場の情報をアプリへ発信する実証実験で、首都圏の該当店舗で行われるそうです。
このサービスで使用されるのはpopinfoという位置情報や時間帯に合わせた発信を行う仕組みなのですが、詳細な範囲の発信が可能なので、「野菜売り場に足を踏み入れたら本日の特売の野菜の通知を受信する」といった売り場に応じたアプローチができるのだそう。
実験の該当期間はユーザにアンケートを取り有用性を実証するそうですが、先ほどのXperiaとは違った形のユーザボイスを活かした事例ですね。
今週の気になっちゃったモノ 番外編
みなさんは普段音楽を聴くとき、どんなスピーカーを使用していますか?
私はわりと音楽が好きな方で、昔はレコードやCDを熱心に集めていましたが、今はMP3を購入しMacを通して聴くことが多くなってきました。
Windows・Macどちらにも曲の緩急に合わせたモーションを表示する機能がありますが、あれは面白くて見入ってしまいますよね。
先週、モリサワフォントを搭載した面白いスピーカーの予約販売が開始されましたので、今回はコチラをご紹介いたします。
歌詞を視覚的に体感できる「Lyric Speaker」
「歌」は、メロディーと歌詞でできています。そしてその歌詞には、アーティストの様々な想いが凝縮されています。けれど、デジタルで大量に音楽を楽しめるようになった今、私たちは歌詞の魅力を置き去りにしてしまいがちです。生涯にわたって心に残り続ける曲。それはメロディーだけではなく、歌詞が心に響いているものです。歌詞をもっと味わうことで、上質な音楽体験を届けたい。そんな思いから、リリックスピーカーは生まれました。
このLyric Speakerは楽曲に合わせて歌詞が表示されるだけではなく、曲を解析し、雰囲気やリズムに合わせた美しいモーショングラフィックを生成し、曲調に合わせたフォントを表示します。
データーベース上に120万曲以上の歌詞が登録されており、専用のアプリから操作を行うそうですが、英語の曲は翻訳された歌詞を表示させることも可能だそうです。
国内のアーティスト「amazarashi」のPVでこの「Lyric Speaker」が使用されているそうなので、関連動画としてご紹介いたします。実際にどんな動きをするか興味がある方は御覧ください。
最近はIoTが搭載された製品がどんどん発売され、SFの世界のものが現実化されているので、毎日流れてくるニュースに目が離せません。この「すごい!面白い!」という感動や刺激はいつまでも慣れずに感じていたいですね。
今週は以上です!チカッパでした!