はじめまして!
8月31日から名古屋オフィスのホームメンバーとなった武藤です。
社内では最年長の44歳!4歳の娘がいるママです。
どうぞよろしくお願いします!
私が携わる最初のプロジェクトは、様々なシステムを組み合わせて設計されています。
システムの縛りがあり、HTML/PHP/CSS/JSは、全てShift_JISにする必要がありました。
しかし、最初に作ったSASS+Compass環境では、SCSSファイルをShift-JISで保存しても、UTF-8で出力されてしまいます。
UTF-8ではなく、Shift_JISで出力したい!
これが、私への最初の課題となりました。
はじめに準備した環境
- Ruby 2.2.2(x64)
- SASS 3.4.18
- Compass 1.0.3
※2015年9月現在、スタンダードな方法でインストールできるバージョンです。
Googleで検索してみましたが、決定的な解決方法はなく、関連しそうなことをいろいろ試してみました。
環境変数の設定、config.rbに設定、.scssファイルをShift_JISで保存、Rubyを文字コード指定で起動、文字コードを指定してRubyの再インストール…..
調査を進めると、UTF-8で出力できるようにしたいという記事が多いことに気づきました。
全くの反対です。
バージョンダウンしたらできるかもしれない。。。
やっと見つけた原因はSASSのバージョン
あらゆる組み合わせでバージョンダウンを試しました。
怒涛のエラーと戦い、ついに見つけました。
SASSのバージョンを下げれば、Shift_JISで書き出し可能に!
テスト環境
- Windows7 / Mac OS 10.10.5
バージョン
- Windows: Ruby 2.2.3(x64) / Mac: Ruby 2.0.0p481
- SASS 3.3.14
- Compass: 1.0.3
SASSのバージョンダウンの方法
(1) 今入っているSASSとCompassのバージョン確認
C:>sass -v
Sass 3.4.18 (Selective Steve)
C:>compass -v
Compass 1.0.3 (Polaris)
(2) SASSとCompassのアンインストール
(CompassはSASSに依存するため、一旦両方削除する)
C:>gem uninstall sass
C:>gem uninstall compass
(3) 3.3.x の最新である3.3.14をインストール
C:>gem install sass -v 3.3.14
(4) インストールされたバージョンを確認
C:>sass -v
Sass 3.3.14 (Maptastic Maple)
(5) Compassは最新をインストール
C:>gem install compass
(6) インストールされたバージョンを確認
C:>compass -v
Compass 1.0.3 (Polaris)
これだけでは、まだ不完全です。
ファイルの修正
(1) .scssファイル
@charset "Shift_JIS"; /* 日本語でコメント */
を追加し、Shift_JISで保存
(2)config.rb
Encoding.default_external = "Shift_JIS"
の一行を追加
※Windowsではこれがないと@charset “Windows-31J”;に書き換えられる。
これで、動作確認できました!
同じような悩みの方がいるかもしれないと、記事にさせていただきました。
編集後記
Webのお仕事に携わって15年目となりますが、今までのやり方と違いすぎて、とても驚きました。
情報の整理と共有に、大きな比重が置かれているのです。
グランフェアズには様々な雇用形態があり、名古屋オフィスだけでなく、各地オフィスや在宅などで業務を行うメンバーがいます。
そのため、どこにいても効率的に情報を共有するために、様々な取り組みがされています。
- 誰がみてもわかるように情報整理がされていること
- 効率的に情報を共有するためのルールが決まっていること
- それらが、どこにいても共有できること
- 環境を選ばすに業務が行えること
子供が小さいうちは、よく病気をします。
出社できないことは、しょっちゅうです。
予防接種をしても、インフルエンザ、おたふく風邪、水疱瘡など、長引く病気にもたくさんかかります。
これまでは、仕事関係とサポートを頼む親族に多大な負担がかかり、はがゆく苦い思いをしてきました。
多くの働くパパやママが、同じ経験をしたことがあるのではないでしょうか。
グランフェアズでは、その負担を最小限に、環境さえ作れば自宅でも業務を行うことができます。
実際は、子供がいる前ではそれほど仕事ははかどりませんが、できるのとできないのとは雲泥の差です。
このような環境で業務が行えることを、心から感謝します!!
この気持ちが仕事の成果として出していけるよう、日々精進したいと思います。
そして、子育てしながら働くことが、次に続く人への道をつくることに繋がれば嬉しいです。
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