グランフェアズはこの9月から5期目に突入。新栄にオフィスを構えてもう1年になります。 そう、運営堂さんと一緒になって一周年(←まるで結婚したみたいw)。 グラン堂を通して感じたことをちょっと振り返ってみようと思います。
個人的に感じていた課題
4年目。グランフェアズという会社としては、創業後のディスアドバンテージが徐々にゼロに近づき、やっとプラスに、言い換えるとやっとやりたい仕事ができるような状態になってくる一方で、個人的には、何かパンチが足らないなと。それが何なんだろうと日々悶々としていました。
「独立する限りは以前と違うサービスを提供しなければ意味がない」そう思っているのに、大きな違いを見いだせずにいました。ブレイクスルーが見つからない。サイト設計が強みで差別化ポイントなのに、強みを裏付ける術がなくて、分かりやすく打ち出すことができないのが一番のストレスでした。そう、サイト設計はそれだけだとあんまり「欲しい!」と思わせられる商品ではないから。。
ブレイクスルーできなかった原因のもう一つは飽和感。 制作者として16年。正直、できることの引き出しはそこそこ豊富にあって、どの引き出しを開くか、どう組み合わせるかで多くのパターンのWebサイト、Webアプリケーションの構築ができてしまう。新境地を開きたいけど、それは新しい技術に順次適応していくことでしか見えないのだろうか。今まで磨いてきたものをさらに昇華させる道はないのか…と。
突如訪れたブレイクスルーへの兆し
クライアントには魅力的に見えない「サイト設計」だけど、その重要性をクライアントよりも強く感じている人たちがいる。そのことを教えてくれたのが、運営堂さんとの出会いでした。サイトを運用して、検索エンジンからの流入を増やすことや、日々の状態を監視してより良くしていくことに興味がないクライアントはいない。そして、それはちゃんとしたサイト設計がないと成立しない。
つまり、解析やSEOでラッピングすることで、「サイト設計」はクライアントにとっても魅力的な商品になる。そしてそれは、アナリストやSEO専門家と設計者が連携することで生まれる。「ああ、これか!」新しいものじゃなくて、今まで大事にしてきたものの幹が太くなる感じ。むき出しの「サイト設計」が、新しいサービスに昇華するのを感じました。
グラン堂以後
グラン堂の活動を通じて一番感じるのは、アナリストやSEO専門家の意見を聞けば聞くほど、サイト設計がやっぱりすごく重要なんだということ。そして、そこをやる人は希少だということです。
めんどくさい?wそうですね。確実に関係者が増えるし、一筋縄ではいきません。 でも、私はサイト制作が各段に楽しくなりました。 関係者が多くて複雑だからこそ、その最適解を探るのは面白い。作ることの中に、いろんなアイデアを組み入れることができます。それはデザインとか、サイト上のギミックとかそういうことではなく。まだまだやれることがあるんだ!と。飽和状態からの脱出です。
私たちは、この形が確実に求められていることを感じています。実際、紹介する方みなさんに「それいいね」「それ欲しい」と言われます。いままで全然興味持ってなかったのにねw
実際の共同プロジェクトを例に、具体的な連携の方法や課題を、9月27日に開催するセミナーにてお話しします。
「自分は関係ない」と思っている方。 5年後も「求められる制作者」でいるためのヒントがあります。「聞いてみようかな」と思ったらポチっと。よろしくお願いします。