今回は、今年の3月に運営堂の森野さんから設定を依頼されて「へーこんなのあるんだ!」って初めて知った「短縮URLサービスを独自ドメインで使用する方法」の紹介です。
「短縮URLを独自ドメインにする??」ちょっと分かり難いですが、bit.ly/ABCDEF の「bit.ly」や goo.gl/ABCDEF の「goo.gl」を好きなドメインに変えてシェアできる、と考えれば分りやすいですね。
短縮URLを独自ドメインにするメリットは
何がいいのか。大きく次の2点があります。
- 短縮URLの怪しさがなくなる=クリックしやすくなる
- 計測用のパラメータが隠れる=クリックしやすくなる
短縮URLが企業のドメインだと安心
短縮URLは、飛び先のドメインが隠れてしまうのでそのリンクって本当に安全?クリックして大丈夫?と不安になりますよね。利便性を考えて短縮したのに怪しまれるという悲しい結果に。。何かの理由でURLを短くしたい場合でも、短縮URLに企業名が入っていれば送られた側も不信感を抱かずにクリックすることができます。
テキスト形式のメールマガジンからの流入計測に
メールマガジンを送る際、どのリンクがクリックされてサイトに来たのかといった効果を測定しようとすると、リンクに計測用のパラメータをたくさんくっつけることになります。
参考)チカッパのエントリー:GoogleアナリティクスのURLパラメータと仲良くなろう(メルマガ編)
これ、HTML形式のメルマガだと気になりませんが、テキスト形式のメルマガだとURLが見えちゃうのでとっても怪しいんですよね。計測用だと知っている人は当然気づきますが、知らないユーザでもその文字列からなんとなく「測られてる…!ヤダこわい!」ってなります。
そこで短縮URLの出番です。短縮URLにしてしまえば、パラメータは見えないので「計測感」はなくなります。ただここで一般の短縮URLを使ってしまうと、上述のように別の怪しさが台頭して逆効果。こんな時、独自ドメインの短縮URLを使うと、メルマガはスッキリ、計測もバッチリです。
ということで、やってみましょう!
Bitlyを使った設定手順
短縮URLサービスの「Bitly」の機能を使って実現します。
設定するためには次の条件・環境が必要になります。
- ドメインを新規に取得できること
- DNSの設定を変更できること
- Bitlyのサービスに依存することを許容できること
0. Bitlyのアカウントを作っておく
まずはBitlyでアカウントを作成します。アカウントを作成したら登録したアドレスにメールが来るので、必ずVerify(認証)しておいてください。
Bitly | URL Shortener and Link Management Platform
1. 短縮URL用のドメインを取得する
短縮URLに使用するためのドメインを新規に取得します。(お名前.comやムームードメインなど)
その際、「.」を含めて15文字に収まるドメイン名を指定してください。(Bitlyに短縮URLとして登録できる文字数が15文字までです。)
私たちは、granfairs.bizというドメインを取得しました!
2. 取得したドメインのDNSを設定する
次に、ドメインの管理画面(お名前.comやムームードメインから支給)にログインし、先ほど取得したドメインのDNSの設定を変更します。
AレコードをBitlyに向ける
Aレコードを2つ作成し、Bitlyが指定するIPアドレス「67.199.248.12」と「67.199.248.13」に向けます。これは「granfairs.biz」というアドレスに対する指定です。
CNAMEを設定する
念のため「www.granfairs.biz」についても設定をしておきます。CNAMEレコードを1つ作成し、ホスト名「www」を「cname.bitly.com」に向けます。
設定完了後、DNSが浸透するまでしばらく待ちます。
設定方法の解説ページ)HOW DO I SET UP A BRANDED SHORT DOMAIN?
3. Bitlyの管理画面で独自ドメインを登録する
最後にBitlyにログインして、取得したドメインを短縮URLとして登録します。これにより、このアカウントでBitlyを使用した場合は、短縮URLに独自ドメイン(granfairs.biz)が使われるようになります。
[Setting > Advanced Setting > Brand Short Domain > Add branded domain]を選ぶと出てきます。
最後の「ADD BRANDED DOAMIN」の画面で短縮URL用の独自ドメイン名を入力し、[VERIFY]ボタンをクリックした後、緑文字で「Verified」と表示されれば、登録は完了!
使ってみる
まずは標準的な使い方、Bitlyにログインして短縮URLを作成します。
作成されたURLはこちら↓ 短いしブランド名入ってるし、いい感じですね。
GoogleMapsでグランフェアズの地図を表示:granfairs.biz/2eRbAuu
Twitter, Facebookアカウントとの連携
Bitlyのアカウントを、TwitterやFacebookのアカウントと連携することができます。
この設定をすると、TwitterやFacebookでリンクをシェアすると自動で独自ドメインの短縮URLになります。Bitlyにログインする手間がないのでシェアする場合は便利ですね。
まとめ
Bitlyのような短縮URLサービスを使うと、リンクがいつどこで(ドメイン/ロケーション)クリックされたかの計測もできるので、それだけでも使ってみる価値はありますよね(本格的な商用利用は、BITLY ENTERPRISEの契約が必要です)。でもリンクが「bit.ly」ってなるのはどうなの?という時に、この独自ドメインによる短縮URLが候補に上がると思います。
ただ、使い方は考えないとですね。以下は森野さん談。
人の記事を紹介したのにこれ(自社ドメイン)になるとパクった感がありますねw
このへんは考えないと。
確かに。
またこの独自ドメインによる短縮URLは、既存ドメインのサブドメイン(例:s.granfairs.com)に割り当てることもできるのですが、その点についても注意が。
サブドメを使うとSEO的になんとなくまずそうな気もしたので独自がいいかな~と。
何かあった時に捨てることもできますしね。
こちらも同意。サブドメインでやるとメインドメインに影響が出そう。
さらにメールマガジンの計測の話に。
この仕組みってメルマガを発行してGoogleアナリティクスのパラメータを付けている時に便利だと思うんですよね。 あれがつくと長ったらしいし計測感が満載なので、テキストの場合は独自での短縮URLが良さそうです。
ほんとそう!
「テキスト形式のメルマガでパラメータが付いていると…」という課題は、サイト制作のみを事業にしていると気付きようがないことで、「Webをツールとして本気で使おう」とする人の発想だったり知恵と工夫にはいつもハッとさせられます。でもそこは「使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい」なことが多く、マーケターと制作の両方の知見が活かされます。
こういう場面に遭遇すると、Webって楽しいなぁと思います。