こんにちは!岡崎(@okazaki__shiho)です。
現在、弊社のWebフォーム作成システム「Pivot-Form」で、1人営業・マーケティングを担当しています。
12/14(土)名古屋の「Stack Nagoya Fes Vol.3」、初めて登壇させていただきました。
当日は緊張のあまり手も声も震えていましたが、準備をしていたおかげで、なんとか乗り切ることができました。ものすごく貴重な経験でした。
この記事では、私の経験を通して、これから登壇される方には具体的な準備のヒントを、すでに登壇経験のある方には「こんなときもあったな」と思い出すきっかけをお届けできればと思います。
このページの目次
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Stack Nagoya Fes Vol.3とは?
こんにちは!Stack Nagoya(スタックナゴヤ)です。私たちは、ウェブ制作やグラフィックデザインのバックグラウンドを持つメンバーで構成される有志団体で、各メンバーの「領域外のデザインやビジネスについても知りたい!」という想いから、このイベントを企画しました。
イベントの公式ページより(Stack Nagoya Fes Vol.3 – connpass)
Stack Nagoya Fes Vol.3は、『東海地方クリエイター忘年会』と題して、現場の最前線で活躍する総勢13名(予定)のクリエイターが、自ら経験し身につけた知見をLT(ライトニングトーク※)で発表いたします。 現役のクリエイターの方々はもちろん、学生の皆さんや、これからクリエイターとして働くことを目指す方々にも刺激と学びをお届けします。
年末のこの機会に、新たなつながりを築き、インスピレーションを得てみませんか? クリエイター同士の交流を深める場として、ぜひご参加ください!
(※ライトニングトークとは短い時間でプレゼンテーションを行う手法です)
登壇のきっかけ
普段、私は「もりもり勉強会」という名古屋のWeb業界向け勉強会を運営しています。この「もりもり勉強会」の活動を、「Stack Nagoya」の運営メンバーさんや今回のイベント開催のきっかけとなった「アップルップル」さん方が知ってくださっていたおかげで声をかけていただき、今回のLT(ライトニングトーク)登壇の機会をいただきました。
勉強会の運営を始めて1年以上が経ちました。しんどいことも多かったですが、多くの方に見ていただけたおかげで今回の登壇につながりました。この1年の頑張りが1つの形になり、感慨深いです。
直面した3つの課題
課題①限られた準備時間をどう使うか
11月半ばにお話をいただいたので、当初は11月中に内容・資料の完成を目指していました。ところが、思いがけず重い風邪にかかってしまい、ようやく準備に取りかかれたのが12月に入ってからでした。
日々の業務をこなしながらの準備だったため、時間の確保に苦労しました。
今回の経験から、普段から体調管理を心掛ける大切さを痛感しました。特にイベント前の場合、1か月前であっても、いつも以上に体調管理に気を配る必要があるという教訓になりました。
課題②エンジニアさん・デザイナーさん方に何を伝えるか
今回のイベントは「クリエイター忘年会」という題だったこともあり、参加者さんの多くがエンジニアやデザイナーなど、Web制作に携わられている方々でした。
普段からPivot-Formの営業活動を通じて技術者の方々とお話する機会は多いものの、今回は登壇者として価値を提供する立場。営業・マーケティングを担当しているの私にとって、技術的な知見を共有できるほどの知識は正直ありません。
そのため「参加者の皆さんにとって価値のある内容を話したいけれど、何をどのように伝えたら良いのだろう」と構成にとても悩みました。
課題③はじめての登壇への不安をどう乗り越えるか
もりもり勉強会の運営者として、イベントの裏側は理解しているつもりでした。しかし、いざ登壇者として壇上に立つことは、これまでに経験がなく、右も左も分からない状態での準備となりました。
そんな不安を少しでもなくすため、登壇経験のある方に話を聞いたり、YoutubeにあるLT動画を見たり、登壇に関する記事を読みあさったりと、できる限りの情報収集をおこないました。
それぞれの解決方法と結果
解決策①限られた時間を最大限活用した準備
合計約15時間の準備時間に充てましたが、主に内容の検討に時間がかかりました。
もともとは『1年間の振り返り』という、自分の経験や学びをマインドベースで話そうと考えていました。
しかし、偶然登壇前に別のイベントで”Stack Nagoya Fes Vol.3への参加を迷っている”という方と話す機会がありました。「どんな話をするんですか?」と聞かれました。その方に発表内容を説明したのですが、「ふーん」といった反応をされてしまい、そのときに需要のなさに気づきました。
相手の反応を見た際は凹みましたが、本番前に気づけたことは良かったなと思います。そこから知り合いに相談を重ねて、最終的に【良いサービスを作ってくれたのに、営業もマーケティングもできなくて悔しかった話】というテーマに辿り着きました。
ですが、その内容が固まったのは本番1週間前。残された時間で、平日の夜を使ってスライド作成と練習を進めました。
また、以下の記事からも多くの学びがありました。
LTをするなら「時間単位の出力」を上げる努力を #Qiita
登壇前は漠然とした『不安』を抱えていましたが、その不安と対処法を見事に言語化されている記事です。この記事のおかげで、発表時の要所をとらえたり、練習の重要性に気付けました。
有料(300円)ですが、その価値を十分に実感できる内容でした。実際に木田さんの講演を拝見した経験があるのですが、技術的な内容でも楽しそうに、専門用語を抑えて分かりやすく説明される姿が印象に残っています。
今回は木田さんのような「楽しく話す」というところまでは達成できませんでしたが、今後登壇の機会があれば、その姿をお手本にしていきたいと思います。
解決策②笑いを取り入れたサービス紹介
今回の話をするうえで、自社サービス【Pivot-Form】をある程度説明する必要がありました。
ですが、参加者の多くはサービスに元から興味のある方ばかりではありません。そのため、このまま真面目な営業トークになってしまっては、せっかくの機会が台無しです。万が一、発表の途中で帰られようものなら、運営の「Stack Nagoya」さんに向ける顔がありません。
そこで、なんとか苦にならずに聞いてもらいたいなという気持ちで、説明の要所要所に笑いのポイントをいくつか用意しました。
実際、あまり事前に考えられていなかったのですが、スライドを投影するにあたって、発表中の会場はかなり暗く、参加者さんの表情もほとんど見えませんでした。
そのため、笑いなどの”声”は、発表中の反応を知れる重要な要素だなと思いました。
解決策③日頃の記録が活きた内容作り
この1年間欠かさず書いてきた月報が、今回の登壇内容を組み立てる上ですごく助けられました。日々の業務における課題や、その解決に向けた取り組みがすでに言語化されていたおかげで、伝えたいことを効率的に整理することができました。
毎月書いているころは、自分の成長が見えずに苦しいときもありましたが、こうして役立つときが来ると、自分の経験や思考を記事として残しておいて良かったなと改めて実感しました。単なる記録としてだけでなく、いざというときの「引き出し」として活かすためにも日頃から記録を付けておきたいですね。
予想外の発見
登壇するまでは気付けなかったこともたくさんありました。主に2つご紹介します。
AIや本の紹介への反応の良さ
当日は、私が日々活用しているAIツールやプロンプト、そしてマーケティングで勉強になった本などを紹介しました。正直なところ、補足的な情報として軽く触れた程度のつもりでしたが、登壇後にSNSを見ていると、何名かの方からこの部分に対して反応をいただけていたことが意外でした。
非エンジニアの私が普段の業務で参考にしている本についても「読んでみたい」という声をいただき、技術的な話題だけでなく、こういった実務的な情報にも需要があることを知りました。
私自身はAIに触れるのも、本を読むのもすごく好きで、仕事外の時間でも使ってしまうほどです。今回の反応を見て、次回登壇の機会があれば、このような自分の興味分野をメインテーマにした話もできたらいいなと思いました。
笑いのおかげで声を掛けてもらえた
登壇後、「あの部分面白かったです」と何名かの方に声をかけていただきました。うれしいことに、その箇所のほとんどが「笑ってもらえたらいいな」と思って用意していたポイントでした。
当日まで「すべってしまったらどうしよう…」と不安を抱えていましたが、結果的にその笑いが、参加者の方々に私のことを覚えていただいたり、気軽に声をかけていただいたりするきっかけになっていて安心しました。
まとめ
今回の記事では、初めてのLT登壇で直面した課題と、その解決に向けた取り組みをまとめてみました。
たった10分間の発表でしたが、人前で話すことに緊張しやすい私にとって、この時間を乗り切れたのは、ここまでお伝えしてきた準備があったからこそだと思います。同時に、予想外の発見もあって面白かったです。
最後に、今回機会を与えてくださった運営者である「Stack Nagoya」の皆さん、聞いてくださった登壇者・参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
今回の経験を通じて、登壇することの楽しさを知ることができました。もし、登壇の機会があればぜひお声がけください。次は緊張せずに楽しめるよう、頑張ります!
おまけ
登壇1週間前に見た、共感しかないX投稿を載せさせていただきます。
自分だけだと思っていましたが、わりと皆さん同じ気持ちなのですね…。笑