こんにちは、チカッパであります(◉∀◉ )ゞ
前回はGoogle Search Consoleを使って被リンクを調査してみようという記事でサチコ(Google Search Console)を使用して、被リンクのリストを作成する方法をお伝えいたしました。
今回はリストを元に、実際にどのような工程で被リンクの調査を行うかお伝えしていきたいと思います。
突然ですが
私はエゴサーチが好きです。
と言っても自分のことではなく、お客さまの商品やサービスがどのような印象を持たれているのか…第三者的な意見を見聞きして情報を集めることがとても好きなのです。
その一環として始めたのがこの被リンクの調査。
被リンク先を知ることによって様々な情報を得ることが出来ます。
でも、調査中に「これ…もしかしたらNGなのでは…」という質の悪い被リンクに出会うことがあります。やむを得ず「リンクの否認」を検討する必要もあるかもしれません。
では、どういったものが注意すべき質の悪い被リンクなのでしょうか?
Googleが提唱する質の悪いリンクとは?
まずは、前回のおさらいですがGoogleのガイドラインでは、以下のようなものを「質の悪いリンク」とし、注意すべきだとあります。
質の悪いリンクとは
- 相互リンクだけを目的としているリンク集からの被リンク
- 自動で生成されたようなすごく怪しいコンテンツからのリンク
- コンテンツ内容に脈略が無く埋め込まれているリンク
- フッターにひっそりと無造作に埋め込まれたリンク
- 業者によって売買されたリンク
- スパム的に生成されたページからのリンク
このようなガイドラインに反したリンクが自サイトに存在しないように注意することはもちろんですが、質の悪いリンクが存在するサイト、すなわちGoogleからの評価が低いサイトから被リンクをもらった場合も、自サイトの評価を落とす原因へと繋がる可能性があります。
上記の条件を把握していても、実際にどのような被リンクをNGとすればいいのか判断するのは難しいところです。
以下はGoogleの公式の記事からの引用ですが、よかれと思って行ったリンクの否認が、サイトのパフォーマンスに悪影響を及ぼすこともあるとアナウンスされています。
これは高度な機能であるため、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム リンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、バックリンクを否認することをおすすめします。ほとんどの場合、Google では詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することが可能なため、標準的なサイトのほとんどではこのツールを使う必要はありません。
引用:バックリンクを否認する
判断が難しいものは、すぐに対応せず「保留」にして注意深く検討しましょう。
チェック済URLの管理方法を考える
リストを作成したらすぐに取り掛かりたいところですが、まずはどのようにURLを管理するかを考えてみましょう。
数が多いと一度に対応できない場合もありますので、他のメンバーや自分が後日見ても理解できるよう、どのURLにどのような情報があるかわかるように工夫をしておくといいですね。
私は「OK」「否認」「保留」「リンク切れ」の4つを分別してみました。
問題が無さそうなURLは「OK」に、
明らかにサイトへ悪影響を及ぼすURLは「否認」、
判断の難しいURLは「保留」に、しばらく様子をみて否認するか問題が無さそうか慎重に判断しましょう。
時々「リンク切れ」のURLもありますが、リストから削除せずに残します。
備考欄を設けて気づいたことをコメントしておけば後日対応する場合の判断材料になりますね。
まずは安全なURLかどうかをチェック
早速URLをブラウザでたたいて目視にてチェックしていきたいところですが、まずは、aguseなどのWeb調査サイトを使って調査してみましょう。
aguseはどのようなサイトかを調べることができるウェブサービスで、ドメインやサーバー、IPアドレス、マルウェアの検出、ブラックリストに上がっているサイトかどうか…など、サイトにまつわる様々なことを調べられます。
もし遷移先がマルウェアに感染したサイトだったら大変…事前にこういったツールで確認すればアクセスする前に気付くことが出来ます。
ブラックリストに上がっているサイトか否かはページの一番下にて確認することが出来ます。
今回はGranfairsのサイトの情報なので、あたりまえのようにSAFEですが…
この調査の段階で引っかかったサイトは「否認」の候補としてリストアップしておきましょう。
次は目視でURLをチェック
aguseのチェックと同時進行しながら、害が無いURLをブラウザ上でチェックしていきます。
OKなもの、NGなものを選り分けてリストに記載し、否認が必要なURLか否かを確認していきましょう。
Googleのリンク否認ツールの使い方
すぐにリンクの否認を…と行動に移したいところですが、まずはサイトの管理者に連絡を取り、リンクを外してもらうように依頼しましょう。 それでも、管理者から音沙汰がない、連絡先が不明、などというケースもあると思います。
その最終手段としてGoogleのリンク否認ツールを使用します。
ツールへのアクセス先は以下です。
上記のページで否認したいURLのリストをアップし申請します。
ファイルの形式は.txtでOK。下記はGoogleの公式の記載例です。
# example.com のほとんどのリンクは削除されたが、以下のファイルは削除されなかった
# shadyseo.com の所有者に 2012 年 7 月 1 日に連絡し
# リンクの削除を依頼したが回答なし
domain:shadyseo.com
このように#
でコメントアウトし、削除申請を行いたい理由を添え、実際に否認したいURLを記載します。否認したい対象がドメインの場合はdomain:
を付与しましょう。
テキストファイルが完成したらSearch Console | リンクの否認からアップロードすれば申請の終了です。
対応前は一度Googleの公式の記事に目を通してみてください。
バックリンクを否認する
最後に
被リンクの調査は数が多ければ多いほどチェックするのも大変ですし、とても地道な作業です。
ですが、冒頭でもお伝えした通り、この被リンク調査の作業はネガティブなものではなく有意義な時間でもあります。
お客さまの商品について書かれたコメントをみつけることができたり、コンテンツが意外な形で紹介されていることを知ることができたり…貴重な意見に出会えるととても嬉しくなります。外から見た自社サイトを知る為にもおすすめです。
今週は以上です!チカッパでした!