Google Search Consoleを使って被リンクを調査してみよう

こんにちは、チカッパであります(◉∀◉ )ゞ

最近は、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleと少しずつ距離を縮め仲良くなってきました。
特にこの頃はGoogle先生の軽いアップデートがあり、それによってサイトを調査する機会も多くなったので、両者に助けてもらいながら日々サイトの運用をしています。

そんな訳で、Googleから無償で提供されているGoogle Search Consoleについての第二弾!
今回は「被リンク」の調査を行ってみたいと思います。

その前に、被リンクってなんですか?

被リンクとは、他者のサイトに自サイトのページのリンクを貼ってもらうことです。

例えば、とある方があなたの書いた記事を自分のブログで紹介してくれたとします。
その時に「その該当の記事はコレだよ」とURLを貼ってくれますよね。
こうして、外部のサイトに貼られたリンクを「被リンク」と呼びます。
その他、「バックリンク」や「インバウンドリンク」とも呼ばれています。

被リンクからこんなことがわかります

  • どの記事がどのような形で役立っているか具体的にわかる
  • どのようなユーザに需要があるのかわかる
  • スパムなどの被害にいち早く気づける

上記はメリットのほんの一部ですが、被リンクが重要な理由はまだあります。

2017年4月現在、Googleのアナウンスでは被リンクの質がサイトの評価を左右すると言われています。被リンクはSEO的にも重要な要素なんですね。

リンクの質って…?

一昔前はこんなだった…

過去は、被リンクの数が多いほどGoogleからの評価が高まり、順位が上がるものだとされていました。

その為、世の中には様々なリンク集(リンクファーム、リンクプログラムなど)が生まれ、時にはリンクの売買が行われ、目立たないよう背景色と同じ色のリンクを潜ませたり…なんだかもう色々アレですが、人々はありとあらゆる知恵を絞りました。

現在は、このように力づくで不自然にリンクを増やす行為はNGで、Googleのガイドラインでも非推奨とされています。

まだご覧になったことが無い方はぜひ一度目を通してみてください。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

重要なのはリンクの質

上記の話だけを聞くと被リンク自体が悪者のように思えてきますが、そうじゃありません。
被リンクの質が良ければ、Googleはきちんと評価してくれます。

質の良いリンクとは
リンク先と元の関連性があり、文脈などがきちんとしているコンテンツから貼られたリンクのこと。もっと言えば「人の役に立ってるリンク」のことです。

例えば、私がVRゴーグルについてブログを書いており、自分でも作れることを説明したいけれど、それよりも詳しく書かれたひさっしーの「VRゴーグルが欲しくなったので、自作してみた!」を補足としてリンクを貼る…なんて場合です。

この場合は、グランフェアズサイトが私のブログから被リンクを受けた、ということになります。

このようにリンク先のコンテンツが自分の書いている記事の補足として役に立つ…という自然な流れで貼られるリンクは「質が良い」として評価されることが多いようです。

質の悪いリンクとは
先ほどの、力づくで不自然に増やしたリンクの事を指しますが、具体的には以下のようなものです。

  • 相互リンクだけを目的としているリンク集からの被リンク
  • 自動で生成されたようなすごく怪しいコンテンツからのリンク
  • コンテンツ内容に脈略が無く埋め込まれているリンク
  • フッターにひっそりと無造作に埋め込まれたリンク
  • 業者によって売買されたリンク
  • スパム的に生成されたページからのリンク

上記は例の一部ですが、「被リンクだけを目的とした」ものがNGの対象です。
この後説明するコンテンツの質にもかかわってきますが、明らかに人為的に操作をしているものは不正をしているとみなされて評価が下がる結果となります。

ユーザに対して真摯な姿勢を持っているかどうか」が判断基準となるでしょう。

リンク元のコンテンツの質が重要

リンク元のコンテンツの質はとっても重要です。
いいコンテンツから貼られたリンクは、自サイトの評価にも繋がり、その逆に質の悪いコンテンツは自分のサイトの評価を下げてしまいます。

自分のサイトはクリーンでも、こういったグレーなサイトから被リンクを貰うと時にはペナルティの対象となるため要注意です。

大丈夫!被リンクは調べられます!

でもリンクは誰でも自由に貼ることができるものなので、万が一質の悪いコンテンツから被リンクを受けても自分ではコントロールできない…
と思うかもしれませんが…
大丈夫!被リンクは調べられます。そう、Google Search Consoleならね。

Search Consoleを開いてみよう

では、早速どんな被リンクがあるのか調べてみましょう。
Google Search Consoleでは、被リンクをリストとしてダウンロードすることができます。

どこからリンクされているか、ということ以外にも自サイトのどのようなコンテンツが数多く被リンクを受けているかどのようなアンカーテキストがその対象となっているのか…などを調査することができます。

Search Consoleの左サイドのメニュー
検索トラフィックから「サイトへのリンク」を開きます。

サイトへのリンクへのアクセス方法

次のページで表示されるのは「リンク数の最も多いリンク元」「最も多くリンクされているコンテンツ」「データのリンク設定」という3つのメニュー。

サイトへのリンクの画面はこんな感じ

名称がふわっとしてわかりづらいので翻訳しました。参考にご覧ください。

メニュー名 確認できる内容
リンク数の最も多いリンク元 被リンク数の多いドメインを確認する
最も多くリンクされているコンテンツ 被リンク数の多いコンテンツ(URL)を確認する
データのリンク設定 サイト内のアンカーテキストを確認する

どのような被リンクがあるかを確認したい場合は「リンク数の最も多いリンク元」です。詳細から次の画面へ移動します。

サイトへのリンクから詳細へ

ここでも選択に迫られますが、「最新のリンクをダウンロードする」をクリックしましょう。すると被リンクのリストをダウンロードすることができます。

CSVとGoogleドキュメントを選べますので、お好みのフォーマットを選んでダウンロードしてください。

ダウンロードしたCSV

最新の被リンクの一覧はこのように日付とセットになってリスト化されています。(モザイクをかけると怪しいですね。ごめんなさい。)

この後の、調査方法としては基本的にはひとつひとつURLをチェックし、気になるものはブラウザ上で目視にて行います。時々スパムも潜んでいることもあるので要注意ですよ…

次回は、NGな被リンクを見つけた場合の、「リンク否認方法」をお届けします。

今週は以上です!チカッパでした!