【vol.1】前ちゃんの「街かどのアイデア」-毎月27日は何の日?

こんにちは!前田です。グランフェアズでは「前ちゃん」で通っています。
同僚の服部が「チカッパ」でキャラを確立しつつあるのにあやかって、僕もアダ名を冠したシリーズを立ててみました!

ここ最近、通勤路や買い物に行った先、はたまた旅行先など、普段の生活の中で「ちょっと面白いな」と目についたことを写真に撮るようにしています。それは例えば、お手伝いしているECサイトの販促に役立つかもしれないし、設計やUIデザインの参考になるかもしれない、なんていう下心も込みで・・・。

町で見かけるそのひとつひとつは、普通に歩いていたら見落としそうな小さなものかもしれませんが、よ~く見てみるとそれぞれに様々な趣向が凝らされています。 それを見て、どういう意図でこれを作ったのかとか、自分はなぜこれに気を引かれたんだろうと考えることは、アイデア探しのトレーニングにもなるし、何より単純に面白いです。

今回は、そんな街かどで見つけたアイデアたちの中から、ひとつご紹介します。

ん?毎月27日は「仏壇の日」!?

毎月27日は「仏壇の日」!?

僕が毎日通う通勤路の途中に仏壇・仏具屋さんがあるのですが、その壁に貼ってあったポスターを見て驚きました。
「毎月27日は仏壇の日」なんですって。
知っていましたか?僕は全く知りませんでした。「毎月何日は○○の日」って結構よく見かけますが、それにしても「仏壇の日」があるとは…。

その由来は日本書紀にまでさかのぼる

ポスターによると、仏壇の日の由来は日本書紀の記述にまでさかのぼるとのこと。日本史の授業の最初の方で出てくるアレですね。
下の写真がそのポスターですが、書かれてあるコピーを引用します。

仏壇の日

日本書紀によると、西暦685年3月27日、「諸国(くにぐに)の家毎に佛舎を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ。」との勅命が天武天皇のもとに発布され、以来仏壇を拝むようになりました。

なるほど~。
こんな風な由緒ある(?)バックストーリーを示されると、途端に納得してしまう僕は単純でしょうか。

ちなみに調べてみるとこの仏壇の日、この近所のお店オリジナルではなく業界団体で定められているようです。あなたの町の仏壇屋さんでも、27日にはセールをやっているかもしれませんね。まあ、なかなか仏壇を買う機会はないかもしれませんがw

(ベタだけど)○○の日で特別感を

ちなみに、僕が見つけたお店では特にセールとかはやってないみたいなんですが、こういう○○の日って、サービスデーとして使われることが多いと思います。 買う側からしたら、何かの日であろうとなかろうと、得する機会が増えるのはうれしいわけですが、売る側はそうは行きませんよね。

例えばECサイトなんかでも「顧客サービスのために」とか「余剰在庫をはけさせたいから」とか「とりあえず商品を体験してもらいたいから」とか、いろんな理由でちょっと値引きしたいシチュエーションってあると思います。でも、他の商品や今後の商売への影響を考えると、値下げって簡単にできないですよね。 そんなときに、こういう○○の日を理由にすれば「特別な日」感が出せて、値引きをしても不自然じゃなかったりします。

いつか使えるネタ元もご紹介

もちろんショップでの値引きに限りませんが、こういった定番小ネタは一つポケットに入れておくといいと思います。

○○の日は、今回の「仏壇の日」のように、バックストーリを由来にしているものもあれば、29日=肉の日とか、例えば、天丼チェーンの「てんや」さんみたいに18日を「テンヤ」と読ませて、「てんやの日」にしてしまうみたいな、分かりやすい語呂合わせも多いですね。

そういう拠り所があれば一番いいですが、もちろん、そういうものが無くても大丈夫。
いつか使うその日のために、○○の日のネタ元をいくつかご紹介します。

日本記念日協会

有名ですが日本記念日協会という社団法人があり、そのWebサイトでは、協会に認定・登録されている記念日を、日付やキーワードで検索できて便利です。

一般社団法人 日本記念日協会

Wikipedia

Wikipediaにも「日本の記念日一覧」というページがあり、1月から12月までずらっと、かなりのボリュームで記念日が掲載されています。

日本の記念日一覧(Wikipedia)

こういったところから、ネタをひろってみてはいかがでしょうか。

さいごに

ちなみに、うちの車のカーナビは、その日の最初に「今日は○○の日です」って、アナウンスしてくれます。(と書くと、どこの車か分かる人もいるかもしれませんが。)
「今日は、○○の日です」と言われるたびに、その由来や語呂合わせをいちいち考えたりするのが、ちょっとした楽しみでもあります。
そういえば昔カーナビ開発に携わってていたことがあって、この機能の仕様を作った人とお仕事できたというのが、今となればちょっとした自慢です。

それにしても、普段何気なく生活する中でも、よ~く目を凝らせば、面白いアイデアや企画が色々転がっているものだと、最近感じています。

また、ちょっと気になったものを見つけたら、ここでご紹介しますね。
では、また!